成田空港において、米国が日本人旅行者を対象として、事前入国審査(プレクリアランス)をできるようにするそうです。開始時期や実施方法などの詳細については、まだ未定とのこと。
この事前入国審査が成田空港で行われることによって、一体何が変わるのでしょうか。ここでは、ハワイへ行く際に事前入国審査を行うことで変わるであろうことをお伝えします。
事前入国審査とは
この事前入国審査とは、これまでホノルル空港に到着してから、長い列に並ばないと受けることのできなかった米国への入国審査(イミグレーション)を、成田空港で事前に行えるようにして、現地での入国時の負担を軽減しようというものです。審査官は、米国から成田空港に配属されます。
事前入国審査で得られるメリット
飛行機の運航時間は決まっていて、現地に居られる時間は限られているのですから、事務的なことは日本で飛行機に乗る前に済ませておいて、少しでも現地での自由時間を増やせたほうがお得ですよね。
そんな現地到着時のストレスを軽減できたり、自由な時間を少しでも増やせたりするメリットを得られるのが、この事前入国審査なのです。旅行会社のツアーですと、もしかしたら事前入国審査をしても、結局空港でバスが出るのを待たなくてはならないかもしれませんが、ツアーでも空港からレンタカーを借りるなどして、ツアーから離団する場合には大きいでしょうね。
他の島へ行く時の効率も上がる
日本に対する事前入国審査の導入によって、ハワイではさらに期待されていることがあります。それは、ハワイ島やマウイ島など、オアフ島以外への日本人旅行者が増えることです。
これまで、ホノルル空港に到着してからの入国審査に時間がかかることで、そのままもう一度飛行機に乗って移動するという行為が、ネガティブにとらえられていたと考えられているようです。その到着時のストレスが軽減されることで、他の島へ行くことが、心理的にもっとポジティブになるのではないかと考えられているようです。
ハワイ観光局も、他島への旅行者の増加を実現するために、様々な施策を打っています。この事前入国審査が、さらに追い風になってくれれば、ということなのでしょうね。
実は他国では当たり前の事前入国審査
実はこの事前入国審査、米国はすでに韓国やカナダなどに対して導入しており、ホノルル空港での入国審査をスキップしている韓国人などの方もいるのです。なんと羨ましい。
もうハワイに着いているのに、あのムワッとした空気を既に感じているのに、スマホも触れず、ただダラダラと長い行列で待たされるのは苦痛以外の何でもないですから。
生体認証端末なるものも?
今回の成田空港で導入されるのかは、これもまた不明ですが、韓国では生体認証端末なるものを使い、さらにホノルル空港での入国審査をササッと済ませてしまっているひともいるようです。
この生体認証端末は、5年で100ドル程度の費用がかかるようですが、事前入国審査とセットでさらに入国までの手続が短く済ませられるのであれば、ぜひ利用してみたいですね。
いずれも導入時期はまだ未定ではありますが、速くその良さを実感してみたいものですね。
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