ハワイでレンタカーを運転していて、日本との交通ルールの違いをもっとも大きく感じるのが、赤信号でも右折することです。赤信号で右折専用レーンにいる時に、ついつい日本の癖で止まっていると、すぐにクラクションを鳴らされてしまいます。
ただ、この赤信号での右折には、気を付けなければならない点があります。
どこでも赤信号で右折できるわけではない
正確には、「法的に認められた交差点のみ、赤信号でも右折できます。」というものなのです。
どんな交差点でも赤信号で右折が許されているわけではないのです。もしも許可されていない交差点で赤信号で右折をしてしまうと、違反切符を切られてしまうことがあるので注意をしましょう。
ちなみに違反切符の反則金は100ドル前後になると思います。国際免許を持たずに運転していたら手続きが混みいってしまうし、おお、怖い。。。
どうやって赤信号での右折が許可されているか見分けるのか
さて、ではどうしたら法的に認められた交差点を見分けることができるのでしょうか。空気を読むという方法もありますが、すべての人が交通ルールを守っているわけではないのでちょっと危険です。
赤信号で右折をしてはいけない交差点には、必ずその旨を伝える標識があります。逆に、赤信号での右折を許可している交差点には、ほとんどの場合標識がありません。ですから、何も注意されていなければ、右折をして良いと考えることができます。
ここではいくつか例を挙げてみたいと思います。
赤信号で右折してはいけない交差点
これらが赤信号で右折をしてはいけない交差点の標識です。ちょっとわかりづらいものを集めてしまいましたが、こんなものかと覚えていただけると幸いです。
文字で認識するしかないのが少し億劫ですが、必ずこのような標識が、交差点の手前あるいは奥の右手にあるので確認しておきましょう。
赤信号で右折して良い交差点
これらは赤信号での右折が許可されている交差点です。こちらもぱっと見では認識しづらいことが多く、ちゃんと標識があるかどうかを確認する必要がありますね。
一番楽にどちらかを判断するには、
「NO」「RED」という文字が認識できたら赤で止まる。
ということを意識しておくことです。これを覚えておけば、いきなり目の前にその状況が訪れても、余裕を持って交差点で対処できますね。変な位置に標識があったりもしますので、右折したいときには前もってどこに標識があるのか探しておくのが良いと思います。
「ちょっと自信がないな」というときにはとりあえず止まっておくのが吉。止まっていてクラクションを鳴らされたら、標識がないようなら右折すれば良いのですから。捕まるよりも鳴らされる方が良いですものね。
そしてこれは余談ですが、たまに一方通行の道路で、赤信号で左折してはいけないという標識もあります。
ロコの間で議論を醸した交差点も
こちらの交差点でロコのドライバーが赤信号を無視したとして、警察官に切符を切られたのだそうです。
このドライバーは、写真の手前から奥に直進し、赤信号で交差点に入り、3方向ある道のうち一番右の道へ進んだそうです。「NO RIGHT TURN ON RED」の標識がありませんから。
ただ、違反切符を切った警察官が言うには、この一番右の道が直進で、右折じゃないから赤信号無視だ、という理屈なんだそうです。
斜め右前に進む道と、斜め左前に進む道、そして左に曲がる道との交差点。これはいったいどの道が直進なのかという問題です。これはさすがにレアケースだとしても、わかりづらいことこの上ないですね。。。まあ、絶対右の道は右折だと思いますけど。
自己責任の範囲がより大きい欧米文化における、ある種合理的な「赤信号でも右折して良い」というルール。合理的な人にとっては気持ちのよいものなのですが、右折する際には当然のことながら左から来る直進車に十分注意して運転してくださいね。
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