ハワイはカラッとしていて気持ちが良い、なんて意見を持っている人が私を含めて多くいるように感じます。
カラッとしていると感じるのは、普段生活している場所よりも湿度が低く、空気が乾燥しているからだと考えられます。
しかしあらゆるサイトを見ていると、日本のほうが湿度が低いという意見も多くあるのです。このあたりについてどうにも腑に落ちないところがあるので、各地の年間データをまとめてみました。ハワイの平均湿度はどれくらい?
「ハワイ」と一括りでいってしまうと、かなりの誤差が出てしまいます。それは、ハワイの中でも島によって、あるいは同じ島の中の地域によっても気候の特色が大きく変わってくるからです。
そのため、湿度はホノルルあるいはハワイ島という括りでデータをまとめてみました。
通年の平均湿度比較
まずは通年の平均湿度の比較です。日本からは宮古島と東京、他のエリアからはグアム。そしてハワイからはホノルル(空港付近)とハワイ島のデータを抽出しました。
これを見ると、噂通り東京のほうがハワイよりも湿度が低いことがわかります。またグアムも東京と同じ平均湿度なのですね。グアムのほうがもっとジメッとしている印象だったのでこれは意外でした。
ハワイは宮古島よりは湿度が低いものの、東京、グアムに比べると通年の湿度は若干高いようです。
なんだ、やっぱりハワイは湿気が多いんだ。なんて思ってしまいそうですが、実はこれ、日本のほうがカラッとしていると勘違いしてしまう落とし穴なのです。
なぜ落とし穴なのかというと、四季がある日本と常夏で四季のないハワイでは、時期による寒暖差はもとより、湿度の差も変わってくると考えられるからです。
ということで、次は月毎の平均湿度を比較してみましょう。
平均湿度比較
こちらが月毎の平均湿度のデータを計測地ごとにグラフにしたものです。
こうやって見てみると、年間の平均で見てしまうと東京の湿度が低くなるのは一目瞭然ですね。冬の日本は他の地域よりも圧倒的に乾燥しているというものです。夏のシーズンで比較してみると、ホノルルがかなり低い湿度で推移していることが分かるかと思います。
でもハワイについた時、独特の湿気を感じませんか?
ホノルル空港に着くと、独特のむわっとした感覚があるという意見もよく聞きます。
これは出発前の日本の外気と比較して感じるものではなく、空調の効いた空港や飛行機に長時間いた事によって、その快適な状態に慣れた身体が久しぶりに外気に触れたことにより、暑さと湿気を感じるのだと思います。そう考えると、このグラフの数値も納得がいくかと思います。
ハワイ島はオアフ島よりも湿気が多い?
そのいっぽうで、ハワイ島はホノルルよりも湿度が高いことも分かるかと思います。ハワイ島という広いくくりですので、雨の多いヒロに限定するとさらに湿度が高いと思います。島が違うだけでもこんなに違いがあることも分かってきますね。
まとめ
- ハワイ(ホノルル)の乾季である5月から9月のあいだは、ハワイのほうが湿気が少なくカラッとしている。
- しかも、ハワイ(ホノルル)は暑い季節でもカラッとしている。
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