ハワイって日本人だらけで、海外旅行に来たと思えない! このような意見を聞くことが、多くありませんか?
しかしハワイといえばアメリカ合衆国の州のひとつで、かつ世界で最も人気のあるリゾート地のひとつです。それなのに、本当に日本人だらけなのでしょうか。
ハワイは日本人だらけ?
結論から言ってしまうと、数字で見た場合、決して日本人だらけということはありません。
ハワイ観光客の国籍で人数を比較すると、以下のようになります。
ハワイはアメリカ。圧倒的に米国人が多いですね。そして韓国や中国といった東アジアの人も近年増加しています。
このように、ハワイに訪れる日本人観光客数は、ハワイ旅行者全体の17%に過ぎません、これはだいたい6人に1人くらいの計算になります。ですから、ちらほらいるというイメージであればわかりますが、冒頭の意見のような「日本人だらけ」というイメージとはかけ離れていますよね。
では、なぜハワイに行くと日本人だらけだと感じてしまうのでしょうか。
それは、、、
ハワイに日本人が多いと感じる理由
ハワイに日本人が多いと感じるのは、そう感じた人が、日本人の密集しているエリアにいるからだと思われます。
ですので、実際には「ハワイ」というよりも、「ハワイの一部地域」、そして「オアフ島の一部地域」で日本人観光客が多いと感じやすいというのが正しいものになります。
日本人だらけはワイキキ周辺など特定の地域のみ
日本人が多いのは本当にごく一部のエリアだけです。これまで私がハワイへ行ったときに「日本人だらけ」を感じたのも、特定のエリアのみでした。
たとえば、ワイキキのカラカウア通りやアラモアナセンター、土曜日の午前中におこなわれるKCCファーマーズマーケットにコオリナのアウラニディズニーリゾート、ノースショアのハレイワなど。これらの場所では日本人をよく見かけます。
逆に、これらの場所以外では、ほとんど日本人を見かけないことも多くあります。 どのような場所がそうなるのかというと、たとえばバスやレンタカーでしか行けないようなところです。日本の各旅行会社が用意しているトロリーの路線から外れると、一気に日本人の姿を見なくなります。サウスキングストリートもここ最近注目され始めましたが、2年ほど前までは日本人が歩いている姿を見たことがありませんでした。
ちょうど、ソフトバンク系列の会社が、混雑マップというアプリを出していましたので、これでオアフ島の日本人混雑度を見てみます。
混雑マップでオアフ島の日本人分布を見てみる
このマップを見ていただくと、ほぼワイキキ周辺に集中していることがお分かりいただけるかと思います。
また、ハワイに訪れる人数がもっとも多い米国人は、オアフ島ではなくマウイ島などに多く行っているようです。マウイ島は、ここ20年間くらいアメリカ国内でもっとも人気がある旅行先なので、米国人観光客がマウイ島に集中している可能性があります。このことも、ワイキキに日本人が多いことを感じさせやすいのかもしれません。
このように、ハワイは日本人だらけという印象は特定の地域では間違いではないものの、全体的にそういったわけではないのですね。
まとめ
- 日本人が多いのは特定の地域のみ
- ワイキキ周辺を離れると、日本人がほとんどいないことのほうが多い
- 日本人が少ないハワイ旅行を満喫したいなら、レンタカーやバスで出かけよう
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